
「異なる企業間で、商取引のためのデータを、通信回線を介して標準的な規約(可能な限り広く合意された各種規約)を用いて、コンピュータ(端末を含む)間で交換すること」
データを送る、受け取る、変換する、処理する、という4つが基本的な手順です。
| 手順 | 説明 |
|---|---|
| 送る | 予め定めた送信方法でデータを相手先のコンピュータへ送信する。 |
| 受け取る | 相手先が送ってきたデータを自社のコンピュータに取り込む。 |
| 変換する | 受け取ったデータを自社のコンピュータで処理できるように変換もしくは加工する。 |
| 処理する | データの内容に応じて、業務をコンピュータ処理する。注文データあれば、出荷指示として処理したり、請求データあれば、経理処理をする。 |
データを送る、受け取る、変換する、処理する、という4つの手順を行うため以下のような仕組みが必要となります。

データを送る、受け取る、という方法には以下のようなものがあります。(ちょっと専門的になりますが)
| 通信手順名称 | 通信速度(bps) | 説明 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 全銀TCP/IP手順 | 最高64K | 全国銀行連合が提唱した通信手順。 |
| 2 | 全銀手順(ベーシック) | 2400 | 同上 |
| 3 | JCA手順 | 2400 | 日本チェーンストア協会が提唱した通信手順。 |
| 4 | JCA手順(ISDN) | 9600 | 同上 |
| 5 | JCA H-TCP/IP手順 | 最高64K | 同上 |
データ変換ソフトウェア(トランスレーター)を介して相手先とEDIの仕組みを構築しますが、以下のように各業 界団体毎にEDI標準フォーマットを定義しています。スポーツ業界もS研フォーマットがあります。
| 各種標準 フォーマット |
規格 | 説明 | |
|---|---|---|---|
| 1 | EDIFACT | 国際標準 | 国連/欧州経済委員会(UN/ECE)により策定。 |
| 2 | CII | 国内標準 | 平成12年に解散した、産業情報化推進センター(CII)よって策定された。 現在、EDI推進協議会(JEDIC)にて管理。 |
| 3 | CII/XML | 国内標準 | CIIの規格に準拠したXML対応版。 |
| 4 | JEDICOS | 業界標準 | 流通業界の標準EDIメッセージ |
| 5 | S研フォーマット |
業界標準 | スポーツ産業界の標準EDIメッセージ |
| 6 | JAIC | 業界標準 | アパレル産業界の標準EDIメッセージ |
各社各様のデータフォーマットでは、省力化・スピード化・正確化を目指したEDIが、その準備や保守に時間・コストがかかってしまい、逆に裏目にでてしまいます。
変換をなるべく簡素化もしくは排除するために、メッセージの標準化することが重要です。相手先との取引で必要とされるデータを独自の規格で用意した場合、相手先にもそのデータを処理してもらえるように準備をお願いしなくてはなりません。それにより、変換という手間やデータエラーを頻発させる原因となります。注文などの場合、出荷処理ができなくなり、結果として納品がスムースにいかない場合があります。
<システム構築時の留意事項を列記しています。具体的にはメーカーのSEや構築経験者と十分に相談されることが大切です。>